minneやクリーマ、BASEなどの販売サイトでハンドメイド品を販売していると
- もう少し小さいサイズのが欲しい
- 〇〇なカラーで作って欲しい
- デザインをこんな風に変えて欲しい・・・
こんなコメントやDM(ダイレクトメール)をいただいたり
友人達からオーダーメイドのご注文をいただくことがあります。
しかし、無理難題を言われたり
変更ばかりで消耗したり、もはや自分のブランドデザインから
かけ離れた物になったり・・・
悩みやトラブルはつきものです。
今回は、この「オーダーメイド」のトラブル防止についてお話していきます。
現在オーダーメイド受注を検討しているハンドメイド作家さんの
参考に必ずなる内容ですので最後までお付き合いください。
目次
オーダーメイドを受けるメリットはある?

私が思うオーダーメイドを受けるメリットはコチラです。
- 完成品の在庫を抱えなくて良い
- 商品を気に入っていただけたら通常販売よりもリピート率が高い!
- そのお客様が宣伝してくれたり、新たなお客様をご紹介してくださる
- お客様とのやりとりの中から、次回新作のアイデア浮かぶ
- 現在販売中の商品の改善点が見つかる
順番に解説していくと・・・
①完成品の在庫を抱えなくて良い
ハンドメイド販売で完成品を予め作っておき、それを在庫として販売している場合
売れるまでずーっと在庫は在庫です。
完成するまでに費やした材料や時間は売れるまで
ずっーと代金という収入には繋がりません
その点、オーダーメイドは受注製作なので売れない商品を抱える必要はないのです。
②商品を気に入っていただけたら通常販売よりもリピート率が高い!
私自身、他の作家さんにオーダーをしたことがありますが
自分のリクエスト通りに商品が出来上がり気に入っていただけたら
やはり嬉しい物です♪
そこに感動という要素があれば必ずリピートに繋がります。
私のオーダーメイド実績からも約70%の方がリピーターです。
③そのお客様が宣伝してくれたり、新たなお客様をご紹介してくださる
文字通りです^^
オーダー品が気に入った商品に仕上がっていたら嬉しくて
友人達に見せたり話たりInstagramにアップしてくれたりと
コチラとしても嬉しい反応が返ってくることがあります。
④お客様とのやり取りの中から次回新作のアイデアが浮かぶ
やり取りの中で、思いがけず新しいデザインを閃いたり
好きじゃなかった色が意外と素敵な仕上がりになったりします。
これが、新作のアイデアに繋がります!
⑤現在販売中の商品の改善点が見つかる
「ここがこうだったら・・・」などオーダーを受ける際にお客様から頂く要望
それが、すごく参考になります。
私自身、一人で運営しているとお客様が求めている物(売れる物)と
自分が作りたい物に相違が生まれることがよくあるので
この時にいただぐご意見はメモに残し今後の商品開発に生かしています。
オーダーメイドを受けるデメリットは?

では、デメリットどうでしょう?メリットがあるものには必ずデメリットも存在します。
確認していきましょう↓
- メール対応などお客様との連絡業務が増える
- 要望を聞いてるうちに、もはや自分のブランドらしさが消える
- 細かなオーダーに対応するのが正直面倒臭い
- 要望に答えようとするあまり不良在庫を抱えがち
- 突然依頼内容を変更してくる方がいる
順番に解説していきます↓
①メール対応などお客様との連絡業務が増える
オーダーメイド受注はお客様とのメールなどのやり取りが必然となります。
何度も連絡をかわすので、その連絡業務に時間が裂かれる事となります。
お返事が極端に遅い方もいたりと自分のペースでは進まないと思っていた方が良いです。
②要望を聞いてるうちに、もはや自分のブランドらしさが消える
普段販売している商品は、自身のブランドらしさを意識して作っていると思いますが
オーダーメイドはそこを破壊してくる方がいます。(言い方が極端ですみません)
「こんなの自分のブランドのロゴを付けたくないな・・・」と思う商品を
お客様が太宗喜んでくださることもありました。
もう、そこには私のブランドイメージは微かにしか残っていない
それでもお客様だから製作して販売したこともありますが
達成感は感じられませんでした。
③細かすぎるオーダーに対応するのが正直面倒くさい
言ってはいけない事を言ってしまった気もしますが、事実です。
「ここをもうちょっと丸く」
「あと1mm右へ」など「は?マジで?」と思う時もあります。
④要望に答えようとするあまり不良在庫を抱えがち
例えば「ここに星のチャームを付けて欲しい」という要望があった時に
星チャーム在庫を持っていなかったら仕入れますよね?
でも、星のチャームなんて何種類もあるのです。
何種類の中からお客様の要望に合うチャームを選びますが
この時、1つだけ仕入れます?
いいえ、私の場合に限るかもしれませんが
良い物を作りたいという思いから、最低でも3種類ぐらい星のチャームを仕入れます。
ネットショップから仕入れることが多い為、写真と実物がびっくりするぐらい
違うこともありますし、「どれがいいですか?」とお客様自身にも選んでいただきたい
というサービス精神もありましたが、3種類仕入れてもお客様が選ぶのは1つ
残りの2つは不良在庫となります。
⑤突然依頼内容を変更してくる方がいる
滅多にいませんが、ごく稀に
「やっぱりブレスレットじゃなくてピアスが欲しいです!」
と製作状態にあるにもかかわらず突然変更連絡をしてくる方がいます。
こうなると最初からやり直し・・・
下手すれば制作中の商品は在庫として眠りにつく事となります。
オーダーメイド受注でトラブルを防ぐ為に大切な3つのこと

ここまで、メリットとデメリットをそれぞれお話しました。
良いことも悪いことも踏まえて「オーダーメイド受注やってみようかな?」と
思った方は今から話す3つのことについて必ず対策をしてください。
オーダーメイド受注では、初期対策をしていないとトラブルに合うことがあります。
私はなんとなくからオーダーメイドをはじめて「こんなはずではなかった・・・」と
後悔したことがあります。その経験を元にオーダーメイドを受注する際
あるルールを3つ決めましたのでよかったら参考にして下さい。
①あらかじめオーダーメイドの料金表を作っておく
やはり、お金の事は大切です。
安心してお客様がオーダーができるよう、また自分自身の利益を上げる為にも
料金表は作っておくべきです。
商品料金の中には通常
- 材料代
- 仕入れ送料
- 作業時間
この3つを最低限入れる必要がありますが
これ以外にオーダーメイド受注の料金表にプラスする大切な物があります。
なんだと思いますか?
それは「オーダー料金」です。(相談料ともいいます)
オーダーメイドを受注し製作するまでの間
何度もお客様と連絡をとり、お話を伺うのが通常です。
それゆえ時間もかかりますし、新たに仕入れる必要が出てくる場合もあります。
なので、私はminneなどで販売している作品の価格帯にプラスして
オーダーメイド料金を頂くように設定しています。
趣味でハンドメイド販売をされていて利益などは必要ない方は
いらない事かもしれませんが、このページをご覧になっているあなたは
ハンドメイド作家としてしっかり運営していきたいと思っている方だと思います。
アイテムごとに事前に料金表を作っておく事で
お客様とのやりとりがスムーズに進みますのでぜひ作って見てくださいね!
②無理なものは無理だと断る勇気を持つ
オーダーメイドのやりとりの中で無理難題を言ってくる方や異常な上から目線の方
コロコロとオーダー内容が変わる方はいくらなんでもお断りして良いと思っています。
コチラが消耗するだけなので、冷たく感じるかもしれませんが
長い作家人生「お客様は神様です!」精神で続けて行けるものでもありません。
相手が身近な知り合いの場合、特に無理難題をお願いされることが多い経験があります。
材料代にしかならない予算を提示されたり、「友達だから無料で作って」など
スキルの搾取をしてくる人もいるので注意してください。
私は、それでかなり消耗したので「良い人」はやめて
「嫌われる勇気」を持つことも時には必要だと学びました。
③「オーダーメイドは必ず製作前に料金を支払って頂く
変な話、悪戯もあるんです。
私はまだ、この手の悪質な方には出会った事はありませんが
「商品を送ったのに代金が支払われない」などのお金に関するトラブルは
耳にする話でもあります。
料金表を元に金額を決めたら、製作前に必ずお支払いをしていただきましょう。
「一定期間、支払われない場合はキャンセル扱いになる」など
事前に提示しておく事をおすすめします。
まとめ
ハンドメイド販売におけるオーダーメイド受注にはメリットとデメリットがそれぞれあり
トラブル防止の為の対策をしっかりと準備してからはじめましょう!
というお話をさせていただきました。
最後に一つ付け加えるとしたら
疲れている時や注文が立て込んでる時など余裕がない時はお断りをしたり
「オーダーメイド受注休止のお知らせ」を販売サイト情で提示しといて
お休みするのもありだと思います。
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