こんにちは、まりんこです。突然ですが
売れているハンドメイド作家さん達には定番商品があることをご存じですか?
この「定番商品」は作家活動をしていく上でとても大切な役割があるんです。
ハンドメイド販売をしたいけど何を売ろうか?
何を作ったら売れるのか知りたい
他の作家がどうやって商品作りを決めているか覗いてみたい
このような悩みがある方に「定番商品」について解説していきます。
目次
ハンドメイド作家が定番商品を持つメリット
その店で常備されており、中心となっている商品をいう。
通常は規格化・標準化された商品で売上が流行やシーズンにあまり左右されず、
年間を通じてコンスタントに売れるもの
ハンドメイド作家というと大量生産をしない1点物を作るイメージがあるかもしれませんが
現実は違うんですよね…
主にハンドメイド作家は個人で活動しているため、一人で出来る事が限られてきます。
作家といえど、製作・販売だけじゃなく仕入れ・会計・帳簿管理・在庫管理・宣伝など
やることは沢山あります。キラキラなオシャレなイメージがあるハンドメイド作家ですが
本業は地味な作業ばかりに追われているんですwww
そこで限られた時間や労力を追求すると
「定番商品」を作り
作家自身は作業を効率化し
沢山の注文が入っても作業をライン化してスムーズに進めることが出来ますし
それが利益を確保することに繋がります。
お客様からは「〇〇といえば〇〇」という固定のブランドイメージを持ってもらえるようになります。
ハンドメイド作家向け「定番商品の作り方」
定番商品の作り方としてまず考えることは3つです。
- 1年中使えるデザイン
- ブランドの平均価格で販売可能なもの
- 同じものを短かい時間で量産できるデザイン
以上です。では、詳しく解説していきます。
1年中使えるデザインである。
季節を問わず使えるデザインと素材で流行やシーズンに左右されないものが良いです。
季節に左右されないということは、1年中売れて1年中新作カラーの展開が出来るので
ブランド運営には重要な部分だと思います。
ブランドの平均価格で販売可能なもの
私は販売する商品を3つの価格に分けています。
- 安価で量産できるデザイン(500円~800円)
- お手頃価格で1年中使いやすいデザイン(850円~1300円)
- 少し値段は高いけどデザイン性のあるもの(1500円~3800円)
この中で「定番商品」に向いているのは2つ目の
お手頃価格で1年中使いやすいデザインの価格 850円~1300円です。
なぜなら、値段は安すぎず高過ぎず利益を得られるものでなくては意味がないからです。
安いものが沢山売れても利益が少ないのでは「定番商品」を作る意味は全く無くなってしまいます。
逆の考えで、高い値段で利益は出るが作るのに手間がかかり過ぎるものは
作業効率の考えからオススメできません。
大切な事は
- 「販売利益」と「作業効率」をしっかりと意識して作る
- 材料のコストを下げるために仕入れ金額を下げる努力
- 材料を安定的に仕入れることができるようにする
ココをしっかりと意識することが必要です。
同じものを短かい時間で量産できるデザイン
定番商品のデザインが量産できるものをオススメする理由は
「作業」を「効率化」するためです。
注文が1件、2件なら問題はありませんが、
ある日突然、1日に10件以上の注文が入った時に納期までに対応できなくては
お客さまの信用を失いかねませんし、
せっかく注文してくれたお客様がリピーターになる絶好の機会を失うことになります。
それだけは絶対に避けたいですよね…
(私は過去に1回だけやらかしてしまった経験があるので特に気を付けています)
スピーディーに発送までの作業が終われば、時間に余裕ができて
新作を考える時間を作ることが出来たり、他の作業に空いた時間を使うことが出来ます。
定番商品を作ったらハンドメイド作家がやること
定番商品が完成したら次のことをしてみて下さい。
- 必ず試着・試用をしてみて強度のチェックや商品に問題がないかを厳しくチェック
すぐに壊れてしまうようでは、クレームを量産する最悪の商品になりかねません
何か問題があれば、作り直して改善して下さい。
- 商品説明文に掲載出来るよう「定番商品」の特徴をまとめておく
パソコンやスマホのメモ機能に定番商品用の説明文をまとめておけば
商品をサイトへ載せるときにコピーするだけなので楽チンです。
- 定番商品のレシピを作り確認できるようにしておく
デザイン(手書きや写真)
使用カラー・金具の種類・製作時間・原価・売値などを書き留めておきます。
(私は忘れっぽいので商品はすべてレシピを作りまとめてあります^^;)
定番商品ができたら色違いを作る
素敵な商品が完成したら、色違いを作って行きましょう。
一生懸命考えた商品です。色違いを作らないなんて、もったいないですよ^^
色違いを作るメリットがあります。
- サイトに掲載する作品数が増える
- 作品数が増えると検索にヒットしやすくなる
- カラーバリエーションが増えることにより検索されやすくなる
- ショップの写真一覧に統一感が生まれる
なかでも簡単に作品数が増えるというのがメリットです。
同じデザインでカラーバリエーションを増やすだけなので簡単♪
でも、何色でも良いわけではなくブランドイメージに沿ったものが好ましいです!
わたしが楽しみながら色違いを作るときに参考にしている本があるので
もし興味があれば使ってみて下さい↓
女性をターゲットにしているハンドメイド作家さんへオススメの配色パターンの本です。
キーワード別とカラー別の配色が掲載されていて、使いやすく
見ているだけでも製作意欲が湧いてくる可愛い本です。
まとめ
今回は「定番商品」についてお話させていただきました。
メリットが多いので、ハンドメイド作家を続けていく上で取り入れて欲しい作業です。
・1年中使えるデザイン
・ブランドの平均価格で販売可能なもの
・同じものを短かい時間で量産できるデザイン
このポイントを意識してあなたも是非、ご自分の「定番商品」を作ってみて下さい。
参考までに、私の定番商品はプラバンとUVレジンを使用したアクセサリーです。
定番商品用のプラバンを空き時間に何十個も焼いて作って保管して
注文が入ったら色付け、UVレジン加工を施し、金具を付けるといた感じです。
簡単に作れる商品ですが、私のブランドで一番売れている商品で
値段は850円で販売しています^^
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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